雨どい工事とは(雨桶、雨とい、雨トヨ)
雨どいには屋根に降った雨を集めて地表や下水へ流す役目があります。
それと同時に屋根の軒先にて建物のイメージを左右するアクセントとしての役目もあり、メーカー各社より形状、カラー、材質と多種多様な製品がリリースされています。
表面に特殊コーティングを施し、紫外線などからの変質を防ぐ耐候性の高い製品や、降雪地向けに雪による破損を防ぐ機能や形状を持った製品、ごみなどによる目詰まりを防ぐパーツなどもあります。
近年では雨どいに加工取り付けし、降った雨水を専用の貯水槽へ溜めて庭や花木への散水に利用する雨水貯留システムも注目されています。
雨どいの種類と特徴
丸どいタイプ
(特徴)
一般住宅に広く普及しているスタイルです。
カラーや材質などの品揃えが豊富で仕上がりの面でも、予算の面でも満足していただける製品です。
また、軒どいの半円形は最も合理的に雨水を集める形状なので波型の瓦屋根によくフィットします。
角どいタイプ
(特徴)
軒どいの底が平たくなっておりデザイン性に優れた雨どいです。
底が平たくなっているため、丸どいよりも断面積が大きく取れ排水能力が高く、また水平勾配もあまり必要ないため軒先の水平ラインが美しく仕上がるメリットもあります。
軒どいを支える取り付け金具を軒どいの内側に取り付ける「内吊り式金具」(下写真1)を利用するものが多く、軒どいと建物の一体感を演出し外観をスタイリッシュに仕上げられます。
また、写真3や写真4のような軽量で安価な樹脂製の中吊り金具もあります。
落ち葉よけネット
(特徴)
雨どいのオプション製品として登場したもので、軒どいに設置することにより落ち葉やごみの侵入を防ぎ、雨水だけを流して日常のメンテナンスを楽にしてくれる製品です。
次の写真は実際に落ち葉除けネットを施工した時の写真です。
雨水貯留システム
自然の恵み雨水を貯留して家庭用(庭の散水、植木類への給水)に利用する目的
とした雨水貯留システムです。
雨樋に少し手を加えるだけで簡単に取り付けができます。
雨樋の種類や大きさ等によっては別途費用がかかる場合や取り付けができない物がありますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
特設ページを設置いたしました。詳しくは雨水貯留システム特設ページをご覧ください。
(注意点)
・飲料水としては使用できません
・強風に留意してください